Archive for the ‘厄年’ Category

厄年の成り立ちとは

金曜日, 10月 9th, 2015

日本では古くから厄年の習慣があったと言われています。平安時代からその習慣は続いており、はっきりとした起源と言うべきものはわからないものの、日本における長い伝統のようなものになっていると言えるでしょう。しかし、厄年には厄災が降りかかると言われますが、具体的にどんなことが起こるのかはわかりませんし、またどうして縁起が良くないとされているのか、科学的な根拠があるわけではありません。

基本的に、男性は4歳、13歳、25歳、42歳、61歳とされ、女性は4歳、13歳、19歳、33歳、37歳、61歳がその年であると言われているものの、それぞれの神社仏閣などによって年齢は少なからず上下したりしています。そんな中で、どうしてこういった年齢が縁起が良くないと言われているのかといえば、それは古くからの習慣に基づいているからとも考えられています。たとえば、男性ならば昔は13歳を過ぎる頃に元服を迎え、25歳のあたりで仕事でも大事な役職に就き、42歳ころになると役職を退き隠居に入るものです。女性の場合も、19歳ころに結婚や出産をし、33歳で子育てなどがひと段落するという過渡期を迎えるなど、その年齢が人生の節目節目によく当たっていたりするわけです。そうした人生の転機となり得る多彩な年齢というのは、特に気を付けて戒めなければならないということで厄年というものが決められ、厄災が降りかかりやすい年齢ということになったのだとされているのです。